【食べてみた】あんかけ風やきそば弁当(マルちゃん)
北海道の定番カップ麺「やきそば弁当」。
今回はその中でも特に異色の商品「あんかけ風やきそば弁当」を食べてみたレポートしたいと思います。
現在、東洋水産のマルちゃんブランドから出されているやきそば弁当のシリーズには6種類の味があります。基本的にどれもカップ"ソース"焼きそばなのですが(たらこ味バター風味は微妙)、こちらの商品はカップ"あんかけ"焼きそばです。
あんかけ焼きそばというと、日本の屋台で見かけるソース焼きそばよりも、中華料理で出てくる焼きそばの想像をします。それがカップ麺でどのように表現されているのか、楽しみです。
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まず、あんをイメージした色のパッケージには「旨味とコクの"美味しいあん"」と「あんが絡む太麺タイプ!」の文字が。最大の特徴である「あん」の存在と、そのために他のやき弁とは異なり太麺が採用されていることがわかります。
加えて、とても重要なことが地味に右下に。
「170ml あんかけ用のお湯をあと入れ」
「※中華スープは付いておりません。」
この商品、やき弁がやき弁たり得る最大の特徴でもある中華スープが入っていないのです。やき弁の戻し湯で頂く中華スープがいかに美味いかについては何度か記事でも書きましたが、このあんかけ風やきそば弁当にはそれが付いていません。内蓋にもそのことがしっかりと書かれています。やき弁=中華スープが固定観念ですから。
蓋を開けるとあんかけの素とかやくが。中華スープはいません(しつこい)。
麺はパッケージに書かれていたとおり太麺です。太麺の鮮やかな黄色が普通のカップ焼きそばとは違います。
カップの内側に戻し湯を入れる線が入っているのですが、この商品にはさらにその下部にもう一本の線が入っています。麺の横から少し覗くもう一本の線、お分かり頂けるでしょうか。これがこのあんかけ風やきそばの重要ポイントになります。
お湯で戻した感じは普通のカップやきそばとさほど変わりありません。ただ具材でキクラゲがドーンと入っているというのは珍しいかも。注意すべきは、あんの素を湯戻ししている蓋の上で温めないこと。普通カップ麺のスープなどは「フタの上で温めてください」と書かれていますが、これは「フタの上で温めないでください」と書かれています。ダマになってしまうのを防ぐためです。
いよいよあんを投入ですが、その前が重要。先ほど確認したカップ内側の下の方の線のところまでお湯を注ぎます。湯戻しして湯切りした麺の上にお湯をかけるという行為がなんとも斬新です。
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麺の下半分弱がお湯に浸かっているところにフタの上で温めなかった冷え冷えのあんの素を投入します。そしてここからが勝負。20~30秒しっかりとあんをお湯に溶かします。この時手早くしっかりと混ぜないとあんが偏ってダマになってしまいます。そしてそれがそのまま味の濃い部分と薄い部分となってしまいます。
しっかりと混ぜていると、次第にトロッとしたあんになってきます。麺にいい具合に絡みついてきたところで完成です。
上の写真でも見てのとおり、あんがしっかりと絡んだ太麺は食べ応えがあります。あんの味は濃すぎず薄すぎず。これはお湯の量でも調節できそうですが、味のバランス良いように感じました。また、熱湯で溶かしたあんが麺に絡んでいるので、通常のカップ焼きそばよりもアツアツ感があります。喉越しの良いあんを飲み込むときには温かさを感じるので寒い冬食べると一層美味く感じます。ひょっとするとこれが中華スープなしでも満足できる理由なのかなとも思いました。具材は先述の大きなキクラゲのほか、人参やキャベツ、挽肉など。麺の量は90gというのも熱いうち・あんがトロッとしているうちに一気に食べきれるのでちょうどいいように感じました。
総評:言うまでもありませんが、いわゆる普通のカップ"ソース"焼きそばとは全くの別物です。作り方が独特なので初めて食べるときは若干戸惑うところもありますが、最後にあんをお湯に溶いてとろみがついてくるところはちょっとした感動があります。あんの味も麺の食感も良く、ソース焼きそばがちょっと重いと感じそうな日でもこれはさらっと食べれそうです。美味かった、また食べたいと思います!
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