様々なマンガランキングがある中で、今回は敢えて「大人に読んでほしい」マンガを厳選しランク付けしてみました。
選ぶ際に特に精神的描写が深いもの・読むことによって新しい価値観や知識が得られるもの・何度も読み返したくなるもの、であることを意識しました。
すでに読んだことのあるマンガも多いとは思いますが、読んだことのない作品は是非チェックしてほしいです！
10位 封神演義
封神演義という古代のファンタジーを現代風にアレンジした作品。オリジナリティ溢れる展開と登場人物の魅力。一度見たら封神演義のイメージが全てすり替わってしまうくらいの世界観を持っているマンガ。格言を出して説教くさい感じがあるが、なにせ登場人物が「仙人」や「道士」なので別にムカつかないし学ぶことも多い。序盤からクライマックスに向けての布石がいくつもあり、矛盾した点がほとんどない非常に完成された作品である。個人的には、アニメの音楽素材も素晴らしい出来で、キャラソンが初めて許せた作品。
9位 HUNTER x HUNTER
休みがちで手抜きの多い作者をファンが罵るほど(私もその一人)人気のあるマンガです。登場人物はどれも個性的で魅力的であり、前例のない主題なので展開が読めないストーリー。キャラが試験や修行で成長していく過程をすっ飛ばさずに丁寧に描かれており、また、組織戦が多いところも本作の魅力。難解であったり、裏社会的な話が多かったりするが、その中で変わらず"友情"を希望を持って生きる上で大事な力のように扱っているところが好感を持てる。個人的にはかなり好きなマンガ。完結してないため順位低めで。
8位 MASTERキートン
政治、経済、歴史、文化、あらゆる知識背景で緻密に構成されたストーリーの数々。そしてクライマックスに向けて無駄なエピソードが一つもない首尾一貫した内容。よくも、まぁ、こんな設定を考えついたものだと感心せざるを得ないほど他にはない雰囲気と味わいを持つミステリーアクションマンガ。新しい知識が流れるように出てくる中、読む手が止まらない。読み終わった後に、なんか賢くなった気分になれる人生の教科書的マンガ。
7位 MONSTER
ドイツやチェコを舞台にした歴史ミステリー。天才脳外科医の天馬を主人公とし、「正義」とは何か、を考えさせらえる。歴史背景の精密な描写はもちろんのこと、子供の成長期のトラウマの影響力、社会主義国の闇にスポットライトを当てたりなど重厚な情報量が物語をより一層リアルに感じさせる。オリジナリティ溢れる鬼才浦沢直樹の最高傑作。
6位 ベルサイユのばら
宝塚の大人気演目ともなった老若男女知らない人はいないほどの名作。男装の麗人オスカル、絶世の美女マリー・アントワネットをはじめ魅力的な登場人物達が織りなす、やがてフランス革命へと繋がっていく愛と憎しみの物語。「自由」とは何か？「正義」とは何か？「女」と「男」とは何か？誰が読んでも学ぶことが多い少女マンガの最高峰。
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5位 スラムダンク
間違いなくスポーツマンガの頂点。才能は開花させるもの、努力して磨くもの。誰でも共感できる名言の嵐。この本を読むと、自分もまだまだ頑張れる、頑張らなきゃと思える。落ち込んでいる時や、最近頑張れないな〜と思っている時こそ読みたい。(個人的には浦沢直樹のYAWARA!もおすすめ)
4位 ヒカルの碁
主人公のヒカルが良い師に巡り会い、素晴らしいライバル達との交流を通して精神的にも碁の技術的にも少しずつ成長していく。お互いに切磋琢磨し高め合っていくことの意義と楽しさや、長い時間をかけて作り上げられてきた文化や芸術を次の世代・時代へと繋いでいくことの重要性と素晴らしさを碁という題材を通して伝える傑作。碁のことなんて何にもわからないのに何度も読み返したくなる。>
3位 火の鳥
様々な場面設定・時代設定を用いて、 普遍的な人間の本質と業を描いている。恐ろしいと感じる場面の多い作品であり、その恐ろしさとはまさしく人間が作り出しているものなのであるということを痛感する。人間として生きるための道徳心について考えさせられる作品。
2位 風の谷のナウシカ
宮崎駿監督が唯一マンガに認めたジブリ映画作品である。生や死に対する問い、人間の愚かさや自然との調和を訴えた作品。ナウシカの生き方に心打たれ、また作品の主題に感銘を受け、人生の価値観を変えられた人間が世界中にいる。「人間として生きて行くこと」を考えさせられる傑作。
1位 ブラック・ジャック
生命の価値について問う人類史上最高傑作マンガ。このマンガに感銘を受け、医師を志した現役医師は数知れない。"ブラックジャックのような医者になりたい"と、未だ語り継がれるほど盛大を超えた影響力を持つ。日本の医療技術の基礎と躍進に間違いなく貢献した社会現象作品。
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